① 理想のイメージ
『刺さりが良く、強い針』
そんな針が欲しい。
貫通し易さを考えると細軸の針が鋭く刺さり貫通力が良い。
細いので強度に限界があるデメリットがあります。
強さを求めると太軸が良いですが貫通するのに力が必要となり軽い力では刺さりません。
相反する事をどうにかしたい。
② カタチを考える
いつもの様にベースとなる針は手曲げからスタートします。
その前にどの線径を使うのかを決めます。
【現在の針のラインナップ】
繊細な0.435mm
・サイコロヘッドFine
スタンダードの0.51mm
・サイコロヘッドmini
・サイコロヘッドSOKU
・サイコロヘッドJr
ストロングな0.72mm
・サイコロヘッドタフ
刺さりと強度のバランスを考え
『0.64mm』を採用します。
中太軸の為、ひと工夫。
細軸に近い刺し心地を目指すには、やはり細くないと無理。
太い軸を細くするには…
魚の表面を貫通する先端をより細く、針先を長く作ると良い訳です
カエシの部分を後ろに下げ、先端からのテーパー角度をより鋭くすれば細くなります。
太軸だから可能な加工です。
鋭さを考えると表面処理は『フッ素加工』一択となりました。
さぁ、カタチをどうするか!?
鋭い針先がより絡みつく様に
“オープンゲイプ”
サイズ感は10〜20cmクラスの鯵に丁度良いJrよりも少し大きくのイメージ。
③実釣テスト
手曲げで作った針を1本ずつ全てテスト。
ベースはJrでしょう?と思うかも知れませんがそんな簡単ではないんですよ(笑)
オープンゲイプも微妙な角度の違い
アイの高さと針先の位置
バランスがね大切なんです。
パッと見るとほぼ近いんですが実釣では全く違う…
軽い力で刺さる針
簡単にバレてしまう針
テストしてて『えー!?』ってびっくりすることも多々あります。
そんな中!
抜群の貫通力の針がありました♪
その針をベースに決定です!
④完成!
針の型が決めれば一安心。
フッ素加工済みのもので最終確認!
テスターの三浦、有馬にも渡して確認して貰いました。
テスト釣行と変わらぬ
ヤバい刺さり具合に笑いが止まりません(笑)
コスト的に高いのですが良い針が出来た事に大満足です✨
⑤ラインナップ紹介
皆さんも気になるラインナップは!
0.4g / 0.6g / 0.8g / 1.0g /1.2g / 1.6g / 2.0g / 3.0g
フロート、スプリットリグ、バチコンなどにもお使い頂ける様に0.4gから3gまでの8種のラインナップになります。
こだわりの刺し心地を是非ご堪能ください!