① 遂に登場
ベイトフィネスの世界はここ数年で一気に変わりました。
ダイワ アルファスAIRの登場がキッカケで55BF-masterを作り始めました。
昨年発売された【 ダイワ SS-AIR TW 】が衝撃的でした。
更に一歩踏み込んで軽量リグが快適に扱える!
超軽量ジグ単専用ロッドは相当前から考えていましたが扱えるリールがある事が前提で考えなければ成立しないので、満を持して登場です!
② 常識はずれ
55BF-masterは0.2g〜3gのハードルアーまで扱えるベイトフィネスロッドの基本的なロッドでここから一歩、軽量リグへ踏み込んだロッドを作りたい!
スピニングロッド【56FinderXtech】も軽量ジグ単特化ロッドで非常に好評を頂いております。そのコンセプトを継承
コンセプトは【軽量ジグ単特化ロッド】
ベイトロッドで!
0.5gジグ単がロッドのメインウエイトとして扱える!
ぶっ飛んだコンセプトでスタート致しました。
③ 試行錯誤
1.ファーストサンプル
単純にスピニングブランクをベイトにしてもダメなんです…
ガイドの数も違えば、リールの位置も違う。
初めは必ず修正が入るのは分かっていますが楽しみでなりません!
ソリッドは極限まで細くして頂いた先端径0.5mmの56FinderXtechと同じソリッドを採用。
トップガイドのパイプ内径0.7mmなのでこれが限界!
予想していた通り硬い!
ソリッド継ぎ目から下が硬く、潮流にジグヘッドがまとわりつく感覚が少ない。
※比較的しているのはスピニングロッド【56FinderXtech】
2.セカンドサンプル
さぁチェック!
カーボンの素材を変えると感度が落ちるので素材は変えず、4軸シートの位置を変更
確かに潮に載る感覚は増しましたが、まだまだ満足出来ません。
3.サードサンプル
どうなるか!
更に4軸シートを減らし曲がる様にしました。
ここまで来ると他のデメリットが…
キャストのブレが発生しこれもダメ。
そうなるとソリッドで調整をするしかないな。
4.フォースサンプル
実はソリッドは56FinderXtechと同じでもガイドを一つ増やしていたのです。それを同じ数に変更しました。
ガイド一つ減らすだけで実は激変します。
潮流の噛み具合、軽いジグ単も丁寧に扱える、正解はコレでした!
スピニングロッド【56FinderXtech】と比較しても変わらない感覚。
逆に感度はこちらの方が上かも(笑)
そして新リールシートもテスト
富士工業さんのカーボンリールシート
技徳TCHフラットバックキャスティングシートFBCS
新しいリールシートはカーボン素材で硬く、内径が小さく、ブランクと近いので感度は抜群!
細身で握り易いのもかなり良い感じです。
ただ、今までのリールシートと比べて7倍の価格とかなり高価…
しかし、良いものは使いたい!
これで決定!
5.最終サンプル
実は更に進化する事となります!
オリムピックさんオリジナルソリッド
【トレカ®︎T1100GソリッドHS+】が完成したとお聞き採用させて頂く事になりました!
従来のソリッドは30t、T1100Gは33tなので1割増しの高弾性になるので感度は確実にアップします!
更に驚いたのが密度
ソリッドは炭素繊維を束ねて作ります。その束ねる密度が多い!
同じチューブラーブランクのソリッド違いで実釣テストした感覚は20%〜25%くらい感度アップした感覚です!
よりクリアで金属的な感覚が味わって頂けます。
④ 完成!
[ ガイド ]
チタンフレーム(ダークグレー)トルザイトリングガイド使用
※スパイラル部分3箇所はチタンフレーム(ダークグレー)Sic-sガイド
[ ブランク ]
#1 T1100G #2 M40X をベース素材に使用したオリジナルブランクに4軸シートを採用(ソリッド部以外全て)
[ ソリッド ]
先端径0.5mm高弾性33tトレカT1100GカーボンソリッドHS+
[ リールシート ]
富士工業社カーボンリールシート
技徳TCHフラットバックキャスティングシートFBCS採用
細身で握り易いデザインで非常に高い反響感度を実現!
[ エンドマーク ]
レーザー刻印
[名前の由来]
BF…ベイトフィネス
Finder…発見者
今まで感じられなかった細かな潮流の変化を是非発見してください。
常識を遥かに超えたベイトフィネスロッドが遂に完成致しました!
軽量ジグ単をキャストする爽快感
潮流変化の細かな伝達力
金属的な反響感度
やり取りするダイレクト感
ルアーウエイトMAX1g
アンダー1g特化ベイトアジングロッドで新しい世界を是非お楽しみください!