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アジングBLOG

『 イメージを曲げてみる 』サイコロヘッドJr開発ストーリー②

 

 

鋼線から曲げて新しい針を作るにあたり製作のポイントを考えてみました。

 
ターゲットサイズは13~18cm

現在発売中のminiやSOKUでも対応可能なターゲットサイズですが更に特化し使い分け頂ける様に考え製作スタートしました。

 

 

 
私が考える。
ジグ単アジングの実釣ポイント

 

① 鯵の口の大きさ
魚体の大きさによって口の大きさも違います。
非常に面白いのが鯵の全長が同じでも釣れる場所、個体により口の大きさや向きが微妙に違うのです。

 

② 口の開け方
口の大きさは目一杯広げた時が開口の限界。
しかし毎回、目一杯に口を開けて餌やルアーを吸い込んではいないと考えてます。
ベイトサイズに応じて変えたり吐き出す時も変わるはずです。

捕食は小さく、吐き出しは大きく口を開けるのが基本と考えると
吸込み易く、吐き出し難い形状の針が必要となります。

 

③ フッキングスピード
フッキングスピードを上げるにはアタリを感じてから反射的にロッドを煽るスピードを早くする事を考えられるかと思います。
しかし人間には限界があります。
限界を超えるには人の反射神経だけで無く道具を変える事も必要です。
それは以前にSOKUの針を製作した時に発見したフッキングスピードを針で向上させると言う経験があるからです。
誰でもサクッと刺さる様にする為に今回のJr.にも針のサイズに見合ったアイの高さに調整します。

 

 

実際に曲げていきます。
13〜18cmのターゲットサイズを考えると刺さり重視で強度バランス的にも良い細軸の線径0.51mmハイカーボンを採用しました。

針の形状は今まで作って来た針のテスト経験、ターゲットサイズの鯵の特徴からイメージはすぐに浮かびました。

その頭の中のイメージをベースにしてベンドカーブを変えたもの、フックポイントの位置0.5mmずつ変更したもの、アイの高さを変えたものなど約50本近くを手で曲げて作成。
手間掛かりますが1番ワクワクするんですよね♫

 

 

 
パッと見て分かり難い微妙な変化が実は差が出てくるのです。

 
しっかり実釣テストをして比較しないと机上の空論では全く意味がありません。
焼き上がりが楽しみです♫

次回はプロトフック実釣へ突入します。

 

 

【きっかけは】サイコロヘッドJr.開発ストーリー①

【こだわり】クリスター57+/クリスター60フォーカス開発ストーリー①

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