① 開発スタート
現在のアジングはショートロッドが主流。
掛けていくアジングのイメージが強くなり、今は長く柔らかなロッドは少ないかと思います。
私もショートロッドを作り続けていたそんな中『ロングロッドが欲しい!』リクエストを頂く機会も増えてきました。
昔は7ft、8ftもよく使っていたので今の主流であるショートロッドには無い良さ、楽しさがあるのは知っています。
じゃあ、私が考えるロングロッドを作ってみよう!
それがキッカケでした。
② こだわり
7ft以上のロッドはフロートやキャロなどを使う為に作られたロッドが多いかと思います。
今回、扱うルアーの主として考えたのは【ジグ単】でした。
今までの経験から超軽量ジグヘッドの扱えるロッドは作れるだろうと予想はしていましたが+α 何が出来るか!?
長いロッドのイメージは
重い、操作性が悪い、疲れると言うのを多く聞きました。
より軽快さを! そして長さから生まれる曲がりの楽しさを感じて欲しい!
その思いをコンセプトにスタート
③試行錯誤
ファーストサンプル
届いて速攻確認!
『硬い!』
イメージよりも強く硬い感覚。
軽いジグヘッドの存在感が分かり難い#1のチューブラー部分がもっと入って欲しい。
コンセプトとして軽いジグヘッドも本気で扱いたいので修正。
セカンドサンプル
チェック!チェック!
『うーむ』
ベース素材は変えず、補助材を変更して頂いたのですが一気に感度ダウン…
こんなに変わるんだなぁと実感です。
前回ベースで少し補助材を変更
そして気になったのがタックルバランス!
7ft2inchだとこんな感じかな・・・
ここからもう一歩!調整をお願いしました♫
サードサンプル
さぁどうでしょうか!
楽しみです。
『おぉ!良い感じ!』
ブランクの硬さも丁度良い感覚
0.2gのジグ単も超遠投!
しっかりティップ、ベリーに重みを感じられます。
バッチリです!
最後気になったのがタックルバランス。
調整して良くなってますがもう一歩で更に楽になりそう!
最終サンプル
感度とブランクの硬さはイメージ通りにして頂いたのでラスト【バランス】です。
軽く握って試投
軽量ジグ単から3g、ハードルアーにメタルジグ
最終OK!
この取り回しの良さは秀逸!
片手でキャスト出来て遠投が効く!
7ft2inchとは思えない感覚は驚きました。
微調整をして頂いたお陰です。
有難い限りです!
④完成!
[ ガイド ]
チタンフレーム(ダークグレー)トルザイトリングガイド使用
[ ブランク ]
#1 T1100G #2 M40X をベース素材に使用したオリジナルブランクに4軸シートを採用(ソリッド部以外全て)
[ ソリッド ]
先端径0.6mm高弾性30tカーボンソリッド
[ リールシート ]
オリムピック社オリジナルカーボンリールシート『OP-01』を[アーバーレス]にて採用
人間工学に基づき握り易いデザインで非常に高い反響感度を実現!
従来のロングロッドとは違う反響感度をダイレクトに感じて頂けます。
[ エンドマーク ]
オリジナルアルミプレート
[ 名前の由来 ]
72Finder
長くて7gまで扱えるので強そうなイメージなのですが、パッと頭に浮かんだの【56FinderXtech】
無理なく片手でキャストでき7ft2inchとは思えない感覚で、0.2g単体も扱える繊細さと操作性。
まさに【Finder】
Finder…発見者
今まで届かなかったところまで、キャストし新たな発見者となってください!