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アジングBLOG

Crystar 511BASK 開発ストーリー

 

 

① 楽しもう!

 

きっかけはお客様でした
『60FOCUSも良いんだけれど、パワーが強いよね。もっと楽しみたい!』

私自身はそこまでパワーがあると思ってなかったんですが何人かご意見を頂き考える様になりました。
確かに60FOCUSからパワーを落とすとなると56FinderXtechなので一気にスーパーフィネスとなってしまう訳です。
単純に中間を作ればと言う感じではちょっとね・・・

そこでコンセプトを【 楽しみを引き出せるロッド 】に致しました

 

 

② 楽しむには?

 

楽しいのは鯵とのやり取りですね
引き味を楽しむことを優先にすると柔らかい調子
イメージは56FinderXtechのロング!
長さは操作性も含めて511としました

56FinderXtechは先端径0.5mmと究極のフィネスを追求してるので別格な存在です
同じ様なロッドは必要ないので56FinderXtechで出来ないことを盛り込む事にしました。
1.5g、1.8gのジグ単ですね!

60FOCUSで扱う1.5g、1.8gのジグ単よりも更に一歩踏み込んで繊細な感覚
余裕で扱えるのではなく、大袈裟に言えば『ギリギリ』の感覚!

イメージが出来てきたので試作をお願い致しました

 

 

 

③ 絶妙な調整

 

『簡単に長くして中間のパワーでしょう』意外と簡単じゃないんです(笑)
長さが変われば曲がりも変わるしソリッドもチューブラーブランクも
綺麗に曲げて楽しむには柔らかくする必要があり感度は下がってしまいます。

高弾性カーボンをメインに使い
ソリッド30t
#1:T1100G(33t)
#2:M40X(40t)

最先端の素材を目一杯使い柔らかいのに超高感度を目指します!

 

 

《 First sample 》

まずは56FinderXtechベースで延長して様子を見ます
ソリッドは30t高弾性カーボン先端径を0.55mmと0.6mmの2本

 

 
素振りの段階でソリッドが柔らか過ぎるのが分かる感覚
56FinderXtechをお使いの皆さんはお分かりかと思いますが繊細なソリッドで曲がりますが実はチューブラー部分は結構強いんです!
それを511に延長するとチューブラー部分が長くなる分、硬くなるのですが予想以上でした。
逆にソリッドは柔らかすぎて1.8gを扱うとティップが入り過ぎてしまいました。

チューブラー部分が硬くてソリッドが柔らかい飛ばないし操作性も非常に悪く大幅な修正です
1発目なのでここからです

 

 

《 Second sample 》

チューブラー部分を柔らかくしソリッドを硬い方向へ振りつつ繊細さを持たせる

ソリッドを0.6mmに決めて前回のサンプルとは違うテーパーを2本お願いしました。
テーパーでそんなに変わるの?と思う方もいらっしゃるかと思いますがめちゃくちゃ違うんですよ!

サンプルをまずは素振り!
良い感じです♪

 

 
ソリッドも片方はダメでしたが片方はびっくりするほど良かったので大収穫です♫
ただ、ソリッドに対してチューブラー部分の微調整をするといい感じかな、全体的には非常に良い感じ!

 

 

 

《 Last sample 》

細かな微調整をお願いして出来たサンプルを素振り!
良い感じ♪
最終テストは青森で開催したテスターミーティングにて!

 

釣り場に56FinderXtech、60FOCUSを持ち込みテスター陣と取り替えを何度もしつつ実釣テスト!

同じジグヘッドのウエイトに同じワームでカラーも同じ。テストの基本です!
当日はなかなか渋い状況だったのがテスト的に非常に良かった!

 

56FinderXtechだと深い場所、重いウエイトだとティップがもたれ過ぎてしまい、フッキングが甘くなる
60FOCUSだと『ピンッ!』と弾いてしまう状況
511BASKは『ピクッ!』『バシッ!』っとドンピシャでフッキング出来て曲がりが綺麗で楽しめる!

 

 

 
ようやく完成!
ソリッドのテーパーを見直し、チューブラーを柔らかくした事で綺麗な曲がりが再現され、既存のロッドともしっかりと使い分けが出来る
511BASKオリジナルの色を出す事が出来ました!

 

 

④ 完成

 

[ ガイド ]  
チタンフレーム(ダークグレー)トルザイトリングガイド使用
 

 

[ ソリッド ]  
先端径0.6mm 高弾性30tカーボンソリッド
 

 

[ ブランク ]  
#1 T1100G #2 M40X をベース素材に使用したオリジナルブランクに4軸シートを採用(ソリッド部以外全て)
 

 

[ リールシート ]  
オリムピック社オリジナルカーボンリールシート『OP-01』を採用
人間工学に基づき握り易いデザインで非常に高い反響感度を実現!
 

 

[ エンドマーク ]  
レーザー加工
 

 

 

[ 名前の由来 ]  
511BASK
BASK…喜び、楽しみを引き出す!
 

 

 
《楽しみを引き出すロッド》 が完成致しました!
綺麗にロッドが曲がり超高感度で楽しめる♪

絶妙な調整で仕上がったソリッドの出来が秀逸
このアタリも掛けていけるんだ!と楽しんで頂けます。

【Crystar511BASK】でアジングを更に楽しんでください!!

 

 

 

Crystar 62CRAZIST 開発ストーリー

【 gama-guchi POUCH BAG 】開発ストーリー

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