❶ 小型のワームが欲しい！
２インチ以下のピンテール系ワームが欲しいと考えていました。
小さくなるほど、表現できるスペースも小さくなるので結構難しい。
色々と考えた上でリクエストを多く頂いていたセクシービーの小型を作ることにしました。
セクシービー2.0はハンドメイドで一本一本作っており、1.5インチとなると
イメージの形状はより細く小さくなるので手で樹脂を流すのは現実的に作れません。
そこで製作方法をインジェクション（射出成形）に変更。
細かな部分も作れるメリットを活かすことにしました。
❷ カタチを考える
２インチのセクシービーをベースに細く小さくしました。
ヘッド部分の長さはジグヘッドの針の長さを考慮します。
今回はサイコロヘッドJr.までの想定です。
サイコロヘッドSOKUも使えますが豆鯵で有ればサイコロヘッドJr.までかなと。
特徴である”くびれ”
細いピンテールでのアピールを考えました。
イラストで見るとくびれの深さ、テールの長さの違いが目立つかと思います。
細く小さくなりますから２インチと同じアクションを狙っているのでは無く、より繊細なテールアクションをイメージしてインジェクション（射出成形）の特徴を活かすデザインにしました。
❸ サンプル実釣テスト
サンプルが届き各所を測定。
キモとなる”くびれ”の深さを２タイプ作って貰いました。
深さの違いは0.2mm差
くびれ部分は鯵の『吸い込み』『吐き出し』に大きく影響するので実釣テストでの感覚が決め手になります。
0.2mmの差がどのくらい目と感覚で感じられるか？
私も非常に楽しみでした。
実際に比較テストすると
“0.2mmの差”確かに違います！
アタリの大きさも変わりますし、吸込みも違う。
1ヶ所だけでなく、各地で実釣テスト！！
皆さんの横でこっそり使ってました（笑）
更に確認の為、テスターにもサンプルを送りテストして貰いました。
結果的に同じ様に違いを感じていたので間違いないな！
❹ 決定
くびれの深さの違う2タイプを作って貰ったので実釣テストが非常にスムーズに進みました。
投げて巻いてもらいワームの動きもチェック！！
どのくらいのスピードで巻いた時にどう動くのか？
細いテールの動き幅を見比べました。
僅か0.2mmのくびれ深さの差なのですが結構違いました。
ワームのアクションと実釣テストの結果は《深いくびれのタイプ》が良く
比較すると吸い込み易さとアタリの感覚が非常に良かったです。
更にくびれ部分を深くする方が良いか？とも考えましたが
吸い込み易さを優先すると吐き出し易さに直結してアタリも伝わりにくくなる可能性が高い。
今回の深いくびれのサンプルで感じる
『吸い込み易さとアタリの感覚』
このいい感じのバランスに決定しました。
名前は細かく動く細いテールが特徴なので
『 セクシービーFine 1.5 』
に決めました。
❺ カラーラインナップ紹介
チャートグローホロ
通年釣れる！港湾部激押しカラー！
湾奥の濁り潮でもチャートとグローでアピールし誘います。
アミ
ブラウンベースのナチュラル系鉄板カラー！
澄み潮から笹濁りまで使え、薄いグローが優しくアピールします。
ケイムラホロスター
まずはコレから！！
クリアベース、ホロラメ、点発光
パイロットカラーに必須です。
マズメスター
金ラメ、ケイムラ、点発光。
特にマズメ時によく、笹濁りの潮にもオススメ！！
ケイムラピンクスター
シルエットでアピール！
濃いピンクに点発光、ケイムラ
笹濁りから濁り潮に最適
クレイジーオレンジ
シルエットとグロー５０倍の強発光で抜群のアピール！！
夏場の港湾部、雨上がりなどアピールが欲しい時に激押しです。
ケイムラクレイジー
クレイジーグローにケイムラが加わりパワーアップ！！
河川周りの激濁り、月明かり下など
今までは諦めていた状況でもハイアピールで鯵を誘います。
いわし
ノングロー
澄み潮、濁り潮オールマイティにパイロットカラーとして使えます。
ケイムラ入りなのでデイゲームでも本領発揮！！
ラムネ
ノングロー
潮馴染みの良いクリアな青緑色
澄み潮から笹濁り潮、デイゲームまで困った時の必殺カラー！
ワームのカラー選択は潮の濁り、外灯の種類と明るさ、水深、月明かりなどがキモで
この状況ではどの様に見えているか？考えて選んでいます。
通年使えるカラーが有れば安心します。
濁り潮などに特化したカラーもやはり必要です。
今回は港湾部の小型鯵を意識したカラー９色をラインナップ致しました。
季節や潮色で変わる鯵の反応を是非楽しんでみてください。
