皆さんどうもこんにちは!ファンキーベイト野郎こと、フィールドスタッフの秀星です!
私の住んでいる山口県は、夏前半は、暑すぎて釣りいけぇなぁ~なんて思ってました。後半は、記録的な雨模様で土砂崩れなんかもあって釣りにいけないな~と思っていたら、ここに来て新型コロナの第5波…
楽しみにしていた広島でのイベントも再び延期になってしまいました。
儘ならん情勢ではありますが、出来る事をやろう!って事で今回からいよいよベイトタックルでのキャスティングを解説していきます!
ベイトタックルってちょっと難しそうだな…と思ってる人!絶対居ると思いますが、ベイトタックルは基本をしっかり抑える事で絶対に投げる事ができるようになります。クリスター55BFマスターで初めてベイトタックルに触れる人は11月までに何度も読んでイメージを膨らませておいて欲しいですし、今までベイトタックルを使ってきたよ!って人も基本を振り返るって意味でも、最後まで読んでくれたら嬉しいです!
①ベイトタックルの持ち方
ベイトタックルの基本はトリガーに人差し指をかけて持つのが基本です。(ワンフィンガー)
中指をかけてツーフィンガーで持つ方法もありますが、基本はワンフィンガーと覚えておいてください。
何故かというとワンフィンガーの方が、手首がしっかり動くからです。
ワンフィンガーとツーフィンガーを比べるとロッドの動きの幅の違いが一目瞭然です。
このロッドの動きの幅が1gやアンダー1gのキャスティングのやり易さに繋がるので、是非ワンフィンガーから練習してください。
②リールを寝かす
これは、ベイトでのキャスティングの特徴と言って良いかもしれません。スピニングとは違い、リールを寝かします。リールを寝かすってどういう事?と思われるかもしれませんが、左ハンドルのリールであればハンドルを下に、右ハンドルのリールであればハンドルを上にするという事です。
なぜこの形が基本なのかというと、前項の持ち方と同じで、この形の方が手首のスナップをキチンと使えるからです。ベイトキャスティングの基本は手首をいかに上手に使うか、だと覚えておいてください。
1フィンガーで持って、リールを寝かす。これがベイトキャスティングの基本の形です。
それではいよいよ実践です。
③キャスティング
まずは、練習してベイトキャスティングになれていきましょう。
まずはブレーキ設定をMAXの20にします。(ダイワ製リールの場合)
ゼロアジャスターの設定は触らず、ゼロポジションのままでOKです。(ゼロアジャスターやブレーキについてはこちらを参考にしてください。)
行き成り1gの極軽量リグだとキャストの時に竿に重みを感じにくいので、まずは1.8gや2g以上の重めのリグをつけてください。
そして、たらしはほぼゼロにしてください。たらしが無い方が、ロッドのしなりをダイレクトに感じる事ができます。
クラッチを切って、スプールを親指で押さえます。
この状態でワキを閉めて構えます。
そのまま、手首のスナップだけで後ろへ振りかぶります。この際、肘はなるべく動かないように手首だけ動かす事を意識してください。
ロッドが後ろにいったら、グッンとリグの重みが入りこむ感覚があると思います。その反発に逆らわず、かといって前に押し出そうとせず、肩の力を抜いて、ロッドの反発力で前に戻ってくる感覚を掴んで下さい。イマイチ分からないな…と思ったらリグをもう少し重くしてもOKです。
ロッドのしなりを感じる事ができたら、スピニングだとテンプラしてしまうな、って位早めにスプールから指を離します。感覚的には真上の12時や11時位で大丈夫です。
ベイトリールはスピニングと違って、初速でスプールを回転させないといけないので、早め早めに指を離してあげる位が丁度いいです。足元にリグが突っ込むようであれば、指を離すタイミングが遅すぎるので、練習して感覚をつかんでください。ブレーキMAX状態であれば真下にリグが飛んで行ってもひどいバックラッシュにはならないはずです。
この一連の動作がスムーズに出来てきたら、徐々に、ブレーキを下げていきます。流石にブレーキMAXだと全然飛距離もでませんしね。ブレーキを下げていくとある所でバックラッシュしてくると思います。それが、この練習方法で投げれる限界値です。この限界を超える飛距離を得る為に、サミングというテクニックや肘や肩を使うのですが、それはまた別の機会にお話します。
アルファスAIRTW+クリスター55BFマスター+1.8gであれば、マグブレーキ6or7位までは普通に落とせると思います。この辺りを目安、目標に練習してみてください。
④最後に
如何でしたでしょうか?少しでもベイトタックルでのキャスティングをイメージ出来たなら幸いです。写真と文章だけだと中々分かり難い所もあると思いますので、今回のコラムに連動して、Youtubeの私のチャンネルにも動画を上げましたので、合わせてご覧ください!
FunkyBaitCastingWay 1から始める。ソルトベイトフィネスの投げ方講座①
私の子どもの時、ある著名なアングラーが仰っていました。「ルアーフィッシングは自由な発想で、色んなアプローチで魚を釣る楽しさがある。けれどもキャスティングだけは基本を覚えないといけないよ。」とその方は未だに私が子どもの時に聞いたキャスティングの基礎をずっとメディアで伝え続けています。
時に矛盾を感じる事もあると思います。私自信、クリスター55BFマスターのグリップ部分はツーフィンガーでキャストしやすいように短くしていると発信しています。ただ、やっぱり、ツーフィンガーは応用です。基礎があって初めて応用ができると思います。このコラムを読んでいただいた皆さんには是非基本を覚えていただいて、快適なベイトアジングライフを送っていただきたいと思います。
ツーフィンガーキャストの良さも勿論ありますので、それもそのうち記事にしたいなと思います。
また、キャスティングの練習をするときは、是非ご自分のスマートフォンでキャストを動画で撮影してみてください。かなり参考になりますよ!