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ベイトリール各部解説

皆さんこんにちは!クリアブルーフィールドスタッフの岡田こと、秀星@ファンキーベイト野郎です!!

3月も中旬も過ぎて暖かくなってきましたね。
ツライ、本当にツライ冬が終わって春な陽気になってきました!!
花粉症を持ってる方はまだツライ季節ですが…

さて、そんな陽気もルンルンな季節ですが、もう一つルンルンな情報が!
クリアブルー製ベイトアジングロッドが最終段階に入ったようですよ!
クリアブルー製ベイトアジングロッド

もう少ししたら本岡代表から正式な発表があるかも!?

私のコラムでは今までベイトリールの選び方の話とそれに付随してベイトタックルをアジングに導入するメリットについてお話してきましたが、先日クリアブルーのスタッフの皆でしたオンラインミーティングの後にあるスタッフさんから、「秀星くん、ベイトタックル凄い興味がでたんだけど、ブレーキとかサミングとか今まであまり聞いた事ない用語が多くて困ってるんだ!」という相談を受けまして、確かにライトソルトゲームをとりわけアジングをやり込んでる人たちからしたらベイトタックル、ベイトリールって未知な世界だと思い今回は、ファンキーベイト野郎的ベイトリールの部位解説と題してコラムを書かせて頂きます!

ベイトリールとは、正式名称はBaitCastingReel 日本語訳で餌を投げるリールという意味になります。
そう!餌を投げるんです。Spinning Reelの訳が紡糸リールと考えると、ルアーという疑似「餌」を投げる釣りならばベイトリールで遊ぶのが言葉の上では正しいんですよね!!
かなり脱線しましたが(笑)

ベイトリール各部名称図
ベイトリール各部名称図
①クラッチレバー
②スプール
③レベルワインダー
④ハンドル
⑤ハンドルノブ
⑥メカニカルブレーキ
⑦マグネットブレーキ

①クラッチレバー スピニングで近い所でいうとベールになるかな?ここを押すとスプールがフリーになって糸が出る状態になります。なのでここを押したらスプールに親指を乗せて糸の放出を止めてあげる必要があります。

②スプール 糸を巻く所、ベイトリールはスプールが回転する事で糸を巻き取ったり、糸を放出したりする機構なので、ベイトリールのパーツの中で一番大切な所です。理解してくるとスプールの性能(重さ直径の大きさ)を見ると大体そのベイトリールがどれくらいの重さのモノをどの程度の距離投げる事が出来るのかが何となくイメージできてきます。
また、キャストの際、スプールから放出される糸を自分の指でスプールを押さえる事で糸の放出を抑える事をサミングと言います。

③レベルワインダー ダイワはTWSという名前の機構を出してます。糸がスプールから放出する際に一番始めに糸を通る所なので、メーカー各社さん色々な工夫をされています。レベルワインダーが付いてないベイトリールもありますが、これはオフショアでジギング等に使われる投げない釣り用です。最近は改造して投げてる方々も沢山居らっしゃいますが…(笑)

④ハンドル スピニングのアジングだとシングルハンドルが主流だと思います。特にアジング用のハンドルはショートで軽量化が施されるモノが多いです。クリアブルー×Driveのエアステアとかカッコいいですよね!その点ベイトリールのハンドルはほぼダブルハンドルです。これは構造上キャスティングの時の反動でクラッチ返りというトラブルが有る為です。
レベルワインダーの項でも触れましたが、シングルハンドルが初期装備のベイトリールは基本的にはオフショアの投げない釣り用のモノが多いです。

⑤ハンドルノブ 自分に合ったハンドルを見つけるのがリールカスタムの第一歩という位個性が出しやすいパーツです。私はアジングとか、ライトソルト用はSLPWORKSさんのIシェイブザイオンノブを好んで使ってます。

⑥メカニカルブレーキ 最近のダイワさんはゼロアジャスターと呼んだりしてますが、同じものです。次に触れますがベイトリールにはブレーキと呼ばれるモノが二つあるのが瞬間的に分かり難いと感じるポイントのような気がします。
ここは大事なポイントなので、図を使って説明していきますね!

シマノ アルデバランBFS

ダイワ スティーズAIRTW

シマノ スプールシャフト ダイワ

ダイワのゼロアジャスターの分解図とシマノのメカニカルブレーキの分解図です。
ダイワはスプールシャフトが無いのでスプールとゼロアジャスターの間に棒状のパーツがあります。シマノはスプールシャフトがあるので、このパーツが省略されてます。
ただ、パーツ点数が違うだけで理屈は一緒です。
シマノの方が説明しやすいので、ここはシマノのアルデバランBFSを例に説明します。
メカニカルブレーキとは、このスプールシャフトをキャップ部分との圧で、閉め込んで摩擦でブレーキを掛けるブレーキの事なのです。

メカニカルブレーキ

閉め込んでブレーキを掛ける事でバックラッシュ等のトラブルは減らせますが、その分飛距離が落ちてしまうのと、1g前後を扱うベイトフィネスアジングの長所が阻害されてしまうので、ゼロ設定、スプールとメカニカルブレーキの摩擦がほぼ0の状態で馴れる事が大切です。
スプールを指で触ってちょっとカタッ・・・っとするかな?しないかな?位の状態。文章だと分かり難いですね。ちなみにダイワのゼロアジャスターというのは、このメカニカルブレーキを回しにくく硬くして触らないで良いですよ!という機構です。
逆にゆるゆるにてスプールがガタガタするマイナス設定は良い事は何もない所か、次項で触れるマグネットブレーキの挙動を邪魔するのでしっかりゼロ設定に設定しましょう。

⑦マグブレーキダイヤル
メカニカルブレーキはゼロ設定で触らなくて良いようになったのはこのマグブレーキの進化が著しい為と言っても過言ではないでしょう。ベイトフィネス以外のリールだと遠心力ブレーキやシマノのDCブレーキにあたる外部ブレーキシステムがここにあたります。
現行ダイワ、シマノ、アブガルシアのベイトフィネスリールはマグブレーキが採用されています。
今回は古くからマグブレーキシステムを作っているダイワのリールで説明していきます。

ダイワのベイトフィネスリールに搭載されているAIRブレーキシステムは図のインダクトローターと呼ばれるパーツがスプールが動き出す際の慣性でせり上がり、
インダクトローター

マグブレーキダイヤル

赤線で囲ってるマグネットの中の磁界に入り込みブレーキが掛かります。
なので、ある程度キャスト時の初動でスプールの回転数が必要になります。
また前項のメカニカルブレーキの項で触れましたが、スプールがガタガタな状態だとスプールが動いて、正しくブレーキが掛からないので、メカニカルブレーキをゼロ設定にしておく事がかなり重要になってきます。
馴れるまでは一番強いブレーキで投げて徐々にブレーキを落としていく事で自分のベストセッティングを探してみてください!自分の腕が上がるごとにブレーキ設定を下げていく事が出来て、自分の成長を感じる事ができますよ!

まとめ
今回はベイトリールの全体の部位の説明からブレーキシステムについて触れてみましたが如何でしたでしょうか?
あれ…?秀星くん前回のコラムの最後で次回はベイトタックルにおけるフォールの話をするって言ってなかった?と思われた方!するどい!!
でも、まぁそれはまた追々出来るタイミングでやります!!

今回のコラムで少しでもベイトリールについて理解が深まったなと言ってくれる人が居たら幸いです!

それではまた!!

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