こんにちは。
ClearBlueの本岡です。
今回は『フッキング』について書かせて頂きます。
ストアイベントでお客様に『アタリがあるのに掛からない…フッキングはどうしてますか?』とご質問頂きます。
私はいつも同じタイミングでフッキングしていません。
理由は『鯵の活性が分からない』からです。
初めての場所でアジングすることも多々あり、非常にワクワクします。
どんな感じで食ってくるのか?
めちゃくちゃ活性高いのか?
激渋のおちょぼ口なのか?
探っていくのが楽しみです♪
釣行の際に事前に情報を集めるとある程度、鯵の活性は予測は出来るかと思います。
満月や激濁り、太刀魚や烏賊などが居れば渋い状況なのは想像できます。
また、小鰯などベイトの接岸、餌釣りなどの釣果情報も非常に参考になります。
具体的なフッキングについて
活性が高くアクティブに捕食する状況であれば、大きく口を開けて食ってきます。
大きく吸い込んで餌ではないと認識したら速攻で吐き出します。
そのスピード僅か0.2秒と言われています。
フッキングのアクションとしてはアタリを感じたら速攻で合わせを入れる!
意識しているのは大きめのフッキング動作とリグの大きさです。
大きな口を開けて吐き出すので、大きめの針と大きめのワームを選ぶことで少しでも吐き出し難くする事を意識しています。
また激渋であれば、逆に口を小さく開け警戒する様に食ってきます。
この様な状況では小さめのジグヘッドに吸い込み易いワームがおすすめです。
こんな状況では大きくフッキングするとすっぽ抜けてしまう事が意外と多いです。
たまにテールのみ咥えていてズルズルっと鯵の口からワームが抜ける感覚を感じることがあります(笑)
そんな状況ではフッキングが早すぎるのでフッキング動作を遅くするとタイミングが合ってきます。
ポイントは『フッキング動作スピードを変える』
最初の1、2匹はフッキング出来なくてもOK!と言う気楽な感じで、まずはタイミングを掴む事を意識されるとあとが楽になるかと思います。
鯵の活性以外にもフッキングに影響する要因があります。
こちらも意識されるとよりフッキングが良くなると思います。
① 水深
水深が深いと水圧が掛かりフッキング動作の力が減少してしまいます。
普段のフッキングの力より強く合わせるのがポイント!
また柔らかいロッドはフッキングの力をロッドが吸収します。
これはラインも同じで細いラインほど伸びがあるので力の伝達が減少します。
深い場所を狙う場合は可能であれば、硬めのロッドに太いラインを使う。
フッキングする力を意識して強くする事で対応出来ます。
② リグウエイト/ワームカラー
アタリがあるのに掛からない・・・
フッキング動作に問題があるのではなく、リグが合っていない場合もあります。
アタリがあると言うことはかなり近づいてる訳であと一歩何かが合わない・・・
例えば
1.0gでアタる場合、0.8gに変えるとヒット連発!なんてこともあります。
フォールスピード的に追いつけない事が考えられます。
逆に1.3gに変えると良かった場合
早いフォールスピードのリアクションに反応する時もあります。
ワームカラーもアタリの大きさに違いが出る事があります。
色によって見え方も違い、反応も変わります。
アタリがある場合、そのカラーを基準にカラーをローテされると鯵もスレずに釣れるのでオススメです。
【 追い食いも考えてみる 】
フッキング動作をするとラインの先のジグヘッドが引っ張られて動きます。
大きく動かせば大きく上昇し棚が変わります。
フッキング動作を大きくすると刺さりが良いと考えている方もいらっしゃるかと思いますが実は逆。
瞬発的なフッキングだと針先の貫通力よりもフッキング力の方が勝り、針が一瞬伸びて力を伝えきれません。
瞬発的にフッキングするよりも、じっくり鯵の重みを感じながらフッキングする方が針の懐の奥まで刺さりバレ難くなります。
もう一つ、鯵は群れで居ますのでその中の1匹が喰ってきます。
鯵の重みを感じながらフッキングするメリットは棚が外れ難い!
フッキングに至らない場合も大きく棚がズレないので再びアタリが出る可能性が高いのです。
以上の感じでフッキングは意識しています。
私自身も何故バレるのだろう・・・と考えることも多々ありました。
水深、鯵の活性、ロッド・ラインなど道具も少し意識されるだけで結構変わってきますので是非色々と楽しんでみてください。