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『カラー考察②』

こんにちは。
ClearBlue 本岡です。

前回は私が経験した過去のカラーの体験談『カラー考察』を書かせて頂きました。
今回はもう一歩踏み込んで、アジングでのカラーについて私の考えを書かせて頂きます。

アジングにはワームプラグメタル系など様々なルアーとカラーがございます。
色々あり迷ってしまう時はカラーの素材など個々に分けて考えると想像し易いかと思います。
大きく分けて3つに分けることが出来ます。

①ラメカラー
②グローカラー
③ベースカラー

以上3つについて書いていきます。

① ラメカラー
ラメは大きく分けて2つ
反射系ラメシルエット系ラメ として考えています。

反射系ラメ
鯵は光に非常に敏感。
光をどの程度反射させたいのか?
反射系ラメ
銀、ホロ…澄み潮冬場
金…濁り潮夏場

シルエット系ラメ
ボディの中から存在感を演出するのが目的のラメ。
細かい粒々のラメをどのくらい目立たせたいのか?
シルエット系ラメ
 小 ←存在感→ 大
赤、橙、緑、青、紫、黒

以上の様なイメージでラメを選んで使っています。

② グローカラー
光の特徴

太陽光線は、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の七色の光が集まったものです。
光は電波と同じ種類の波なので、赤から紫までの色はそれぞれ波長があり、波長は赤の方が長く、紫の方は短くなっています。

 長  ←波長→  短
赤、橙、黄、緑、青、藍、紫

光の吸収と散乱

波長の長い光は、水中で吸収されやすく、散乱されにくい。
波長の短い光は、水中で吸収されにくく、散乱されやすい。

水中に入った光は、赤の方から吸収され青の方が残っていき、また青はよく散乱するので海は全体に青く見えてくるそうです。

この様な光の特徴を参考にしてグローカラーを考えています。

グローカラーの特徴

波長の長い光《赤、橙》は水中で吸収され易く散乱され難いのが特徴。
目一杯光らせて頂いても[弱アピールグロー]となり、スレ難く釣れ続きます。
逆に激濁りなどはアピール不足になります。

波長の短い光《青、紫》は水中で吸収され難く散乱され易いのが特徴。
蓄光させると散乱され易いので[ハイアピールグロー]
濁りでアジの視界が悪い状況にオススメ。気づかないと食いません。
澄み潮では目立ち過ぎてスレ易くなります。
グローカラー

グローカラーローテのポイント

アジは光に敏感。
それを逆手に直接アピールする事で今まで以上に釣れる様になります。

アジは群れでいる為1匹掛けると数匹が付いてきます。
その為3匹くらい釣ると反応が鈍くなる場合が多いので細かなローテが数を伸ばすポイントになってきます。

《グローカラー》
赤発光…RG桜えび
赤発光…RG桜えび レッドグロー

橙発光…OGブルースター
橙発光…OGブルースター オレンジグロー、ブルー点発光

緑発光…チャートグローホロ
緑発光…チャートグローホロ

青発光…BGピンクホロ
青発光…BGピンクホロ

紫発光…PGシークレット
紫発光…PGシークレット パープルグロー

ノングロー…ラメラメ
ノングロー…ラメラメ

例)先行者無し
アピールの弱い赤(レッドグロー)から順にアピール強い紫(パープルグロー)へと使うのがオススメ。
ラストはノングローを投げるのがポイント。急に光らないワームが入ってくると口を使うアジも居ます。

例)先行者あり
既にルアー、ワームに反応している状況からのスタートの場合。
アピール強めの青(ブルーグロー)からスタート。
紫(パープルグロー)、ノングローへとローテします。

点発光について
アジのベイトの一つであるプランクトン。
その多くが自己発光し、8割が青い点で発光。中にはオレンジの点で発光するものも居ます。
アミエビも青と赤の点で自己発光しています。
全体発光と点発光ではアジの反応が違う事が多々あります。
それは捕食するベイトにより違いがあるのだと考えております。

点発光グロー

赤点発光…ブラッドムーン
赤点発光…ブラッドムーン レッド点発光、ケイムラ

橙点発光…ミドキンアミスター
橙点発光…ミドキンアミスター オレンジ点発光、ケイムラ

緑点発光…ケイムラホロスター
緑点発光…ケイムラホロスター グリーン点発光、ケイムラ

青点発光…ブルースター
青点発光…ブルースター ブルー点発光、ケイムラ

点発光ローテ
カラー的には弱アピールの赤より使い青へとローテしていきます。
産卵期などプランクトンをメインで捕食する時、流れが緩い場所など多用し、ふわふわと緩やかなロッドアクションが良い様に感じております。

③ ベースカラー
今までご紹介した、ラメカラーとグローカラー。
どんなベースカラーに入れるのか?で見え方や光の反射も変わってくるのが面白いんです♫
下地となるカラーは大きく分けて3つ。

クリアベース
海中は色々な細かい浮遊物などがあり、真っ透明だと実は結構目立ちアピールします。
ラメラメ

半透明(白濁)ベース
1番海中で潮色に馴染むカラー。
ラメラメグロー

ソリッドベース
ボディ形状がしっかりと見え、存在感抜群のアピールカラー!
RGブルーホロ グリーン点発光、レッドグロー

例えば

笹濁り潮で反射系ラメの輝きでアピールしたい時には『クリアベース』のものを選びます。
また澄み潮では反射が強すぎるラメを鯵が嫌う事があります。
そんな時には『半透明(白濁)ベース
白濁しているので光の透過率が下がりラメによる光の反射も下がってちょうどいい感じなのです。

また、『半透明(白濁)ベース』はシルエット系のラメとグローをコンビが相性が良く、発光する事でラメが影となり存在感がアピール出来て個人的には大好きなカラーです。

ソリッドベース』は基本的に濁っている潮色で使い良い釣果に恵まれることが多いです。
濁り潮では見えなければ食わないのでしっかりとしたシルエットが見えるソリッドと強烈発光のグロー50倍をローテで使います。

カラーチョイスのポイント

まずは『潮色の確認』です。
日々変わる海の潮を確認しないと始まりません。
よくあるのが部分的な夕立。急激な濁りが入る事で一気に状況が変わってしまします。
自身の目で見て確認するのが1番です。

様々な素材があり、アピールも色々と可能なのですがどの素材からアピールしていくか?

濁り潮の時に選ぶイメージ

クリアベースに金ラメ、緑ラメ+点発光オレンジ
(ミドキンアミスター)

クリアベースに金ラメ、緑ラメ+点発光オレンジ (ミドキンアミスター)

クリアベースに金ラメ、赤ラメ+点発光グリーン
(マズメスター)

クリアベースに金ラメ、赤ラメ+点発光グリーン (マズメスター)

クリアグリーンベースにホロラメ、赤ラメ+点発光グリーン
(アミライム)

クリアグリーンベースにホロラメ、赤ラメ+点発光グリーン (アミライム)

クリアブルーベースにホロラメ+点発光ブルー
(ブルースター)

クリアブルーベースにホロラメ+点発光ブルー (ブルースター)

クリアイエローベースにホロラメ+グリーングロー(全体)
(チャートグローホロ)

クリアイエローベースにホロラメ+グリーングロー(全体) (チャートグローホロ)

クリアベースにホロラメ、紫ラメ+パープルグロー(全体)
(PGシークレット)

クリアベースにホロラメ、紫ラメ+パープルグロー(全体) (PGシークレット)

ソリッドオレンジベースに金ラメ+グリーングロー50倍
(クレイジーオレンジ)

ソリッドオレンジベースに金ラメ+グリーングロー50倍 (クレイジーオレンジ)

クリアベースにブルーグロー50倍
(クレージーブルー)

クリアベースにブルーグロー50倍 (クレージーブルー)

濁り潮の場合、始めは金ラメを主体にして選んで徐々に点発光の強いものを選んで進めることが多いです。
次に全体発光でより目立つ様にし、最終的にはグロー50倍を選びます。
勿論、状況で飛ばすこともありますし、ノングローも使います。
アピールの強い順のイメージで参考にして頂けたらと思います。

ClearBlue(クリアブルー)本岡利將

鯵はルアーを見て食います。
今の潮色にはどれが丁度良く見えるのかを探すゲーム感覚です。
アタリやヒットしてヒントを貰うことで絞り込んで行きます。
ヒットした同じカラーを投げ続けることで釣れるのか?と言えばそうではありません・・・
結構早くに見切られてしまします。

ヒットカラーから素材をプラスマイナスで考えて、次のカラーを選んでいくと何が効いていたのか?分かる事もあります。
その為にも素材の特徴を知って頂く事で今よりも楽しく簡単にカラーチョイスが可能になるかと思います。

まだ他にもカラーについて色々と面白い事はたくさんあります。
少しでも皆様のヒントになれば幸いです。

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