夏も近づく八十八夜と、５月に入り近所の御茶工場からは新茶の香りがしてくる季節になりました！
そんな御茶の生産が有名な静岡のフィールドスタッフ塩澤が今回は 【 極 】豆アジ 『 マニア向け 』と題してお話しさせて頂こうと思います！
先程も話に出ましたが『 夏も近づく八十八夜 』とは【 茶摘みの歌 】の有名なフレーズで2024年の八十八夜は5月1日だったようで、この日に摘み取られた御茶の葉を新茶と呼びます。
その八十八夜の前後からソワソワし出すのが【 豆アジ 】の動向です。
年によって時期の前後はありますが４月後半〜５月頃などにチラホラ話に出てくる豆アジの動向。
私が年間で１番楽しみにしているシーズン『 豆アジング 』のシーズンです。
産まれてか20cm以下の「地域によって豆鯵を指す範囲は大分違うようです」小鯵の事を指します。
そう、今回の題の【 極 】ですが…
10cmアンダーの鯵の事を指します(笑)
アンダー10cm＝極豆鯵
正直、勝手に呼んでます(笑)
自分の中では【 豆鯵 】→10〜15cm
【 極豆鯵 】→1〜10cmの扱いになっていて、成人男性の中指ぐらいの鯵のサイズです。
写真は今年の今の所の最低記録です(笑)
まだ遊泳力の低い、大型魚からも捕食の格好の餌食となりやすいサイズなので湾処の奥の角になる場所や障害物・海藻などのストラクチャーの周辺に隠れている事が多いです。
極豆アジ… かなりマニアックな話になりますので覚悟の上、お読みください。
まずロッドですが繊細な釣りなので 【 クリスター56ファインダークロステック 】です。
やはり先端径0.5mmのソリッドティップと27cmと言う長さが有るので靭やかかつ高感度をなロッドなので豆アジ専用と言っても過言では無いかと思います。
リールに関しても1000番のローギア系を使用しています。
１回転の巻量が少なく、より細かい作業をするのが目的と、スプール径が小さいのでドラグの最初の出だしが早いので選択理由となってます。
ハンドルは少量のライン回収が多く、巻量も抑えたいので DLIVE さんのとのコラボハンドル、【 AIR Stir 】（エアーステア）33mm を使用しています。
ドラグもかなり重要で、あれだけ小さな鯵の口を切らずにバラさず寄せるとなると意外と難しく対策としてドラグを緩める対策をしていますが、それだくだと負荷が掛かり過ぎてるのでドラググリスの種類を粘度の低いサラサラしたグリスにして耐久より出だしだけを良くする調整をしています。
そして、このコラムが掲載される頃に皆様の手元に届く頃になるでしょうか？
LEVITATION ENEGINEERINGさんとのコラボ、 【 アジングチューン ラインローラー 】が大活躍！
ラインテンションがラインローラーに掛かった時の衝撃がより鮮明に！ハッキリと伝わるようになり、ふと気づく普段よりラインのヨレが少ない事に。
細糸を使う私としては大きなアドバンテージです！
そのラインですが、0.2号を使用してますがメーカーさんにより直径が微妙にちがうので、より細い0.074mmの比重1.41を好んで使ってますが、極豆アジではタナゴ釣り用のエステルリーダー0.15号・比重1.41の30mをメインラインとして使用しています。
軽いリグを投げるので30mあれば十分だと思っています。
メインラインもこだわってますが、リーダーはもっとこだわりが有り、クリアブルーチャンネル内で自分のタックルBoxチェックの回がありましたが、細さから出る伸び率・長さ調整。素材の違いなど…数値化できない事の感覚の微調整をTPOによってリーダーで調整をしています。
次にジグヘッドですが、【 サイコロヘッドFine 】の0.2gがメインです！
0.2gのヘッドでもサイコロ形をしているので沈む時はスローに、引くときも抵抗があるのでシッカリ存在感があります。
極豆アジはフォールスピードが速過ぎると追うのを辞めたり、口にリグを入れても重すぎで咥えきれない事が多いので極力軽いリグを選択します。
水面近くを浮遊している多毛類やプランクトンなどを捕食している事がよく見受けられるのでフワフワ漂う動きをイミテートするなら軽いウエイトの方が近い動きになります。
ワームは『速度・波動』で使い分けします。
フワフワと漂う物を食う場合や、魚が散っていて集めるなら 【 アジール 】 を使用します。
上下互いの波線系のテールが有るので波動は強く、広範囲からでも魚が寄り、水をシッカリ受けるテールなのでよりスローに動かす事が可能になります。
素早い動きやリアクション、強い波動を嫌がる状況なら【 セクシービーファイン 】です。
ｉ字系ピンテールなのでタダ巻きすれば微波動を出すので波動を嫌がる時には大活躍！
少ししっかりしたマテリアルなので水切れは良く素早さを必要とする動きの時・フォールなどで反応する時はセクシービーファインの独壇場です！
かなりマニアックな話を書かせて頂きましたが、皆さん引いてないでしょうか？(笑)
手軽に狙えたりするのが豆アジの良い所ですが、色々と考えて釣ることも出来るのが豆アジです！
皆様のお近くの豆アジポイントで今年も楽しんでみて下さい！
