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ベイトアジングを始めたい。ベイトリールの選び方①

皆さんおはこんばんにちは!!

フィールドスタッフのファンキーベイト野郎こと秀星です!
さて、前回のアジングの出会いを読んで頂いた方はご存じかもしれませんが、私はベイトタックルでしかアジングをした事がありません!
先日、本岡代表に新作ロッド、Crystar57+をお借りして人生2匹目のスピニングでアジを釣ってきました!
クリアブルーフィールドスタッフ 岡田秀星

キャストミスして本岡代表にマジで!?って笑われました。ぴえん。
各種SNS等で本岡代表がちらちらとチラ見せしておりますが、クリアブルーでは、ベイトアジングロッドを絶賛開発中です!俺がここに居る理由ですね!
さて、長々と前文を書きましたが、これから私のコラムではベイトアジングを始める準備、主に道具について、何回かに分けてシリーズでお話させていこうと思ってます。
題して、ベイトアジングを始めたい!シリーズです!第一回目の今回は、早速ではありますが、これが無ければ始まらない。ベイトリールの選び方!①です!
いやぁベイトリールなんて興味ないわ~と思ってる方も、釣り具の1知識として知っておくと成程な~と思えると思うので、是非最後まで読んで下さいね!!

ベイトフィネスとは?

1000番2000番
と聞くとアジンガーの皆さんは「あぁ~」と思われると思います。
アジングで良く使われるリールの番手ですね。軽量リグを扱う、所謂小型スピニングリールの番手です。
小型スピニングリール

これをベイトリールに置き換えるとBF(ベイトフィネス)リールと呼ばれる種類のモノが概念的に近いかなと思います。
BFとは、従来重いルアーしか投げれなかったベイトリールで小型、軽量のリグを投げれるように開発されたベイトタックルの事です。(ただ、今回はロッドの話は割愛してリールに焦点を絞ってお話します。)
バスプロの沢村幸弘氏が提唱されてバスフィッシングの世界では定番になりました。
元々、スピニングよりキャスト精度を出しやすいベイトリールでノーシンカーのワームや小型プラグで、ストラクチャー(障害物)やカバー(水面に覆いかぶさるように木々や草が生い茂っているようなところ)を攻略する為に生まれた概念です。
20年ほど前、私がバスフィッシングをしていた当時、ベイトタックルは7g以上から使うもの!という感じだったので、バス用ワームは重量があるとはいえ、ノーシンカーのワームをベイトリールで投げるなんてイメージが付きませんでした。
時は流れ、ダイワ、シマノ、アブガルシアの大手メーカーからBFリールが発売されており、多くの選択肢があります。

2020年11月現在の主なラインナップ
ダイワ アルファスAIRTW
ダイワ アルファスAIRTW

シマノ アルデバランBFS
シマノ アルデバランBFS

アブガルシア Revo ALC-BF7
*Revo ALC-BF7は所有してないので、写真が無くて申し訳ございません。

ではなぜ上記のBFリールはBFリールたり得るのかをお話していきましょう!ここから少々ディープな世界に入っていきます!(笑)

ポイントは2つ
スプール性能とブレーキシステムです。
ベイトリールにおけるスプール性能
1番始めに核心部分です。ベイトリールはスピニングリールと違い、糸を放出する時も巻き上げる時もスプールが回転します。糸巻き機としての性能の大部分をスプールに依存しているといって差し支えありません。なので、ここを抑えておけばベイトリールの性能の7割は理解したと言っても過言ではありません。
スプール性能とは、スプール径とスプール重量の事と理解して頂ければOKです。
話を少し戻しますがスピニングの番手、1000番とか2000番と言われる番号は糸をスプールにどれくらい巻けるのかをメーカーさんが基準を作って記載しています。
メーカーさんの基準なので、細かい糸巻き量はダイワ、シマノ、アブで若干異なりますがイメージはつくと思います。
実はベイトリールにもこの番手は存在するのですが、あまり表に出てこないというか、型番に少し記載がある程度なので、あまり話題には上りません。
そこで重要になってくる基準がスプール径なのです。
一般的にキャスティングで使われるスプール径は上から38㎜、36㎜、34㎜、32㎜、30㎜、28㎜です。
キャスティングで使われるスプール径

一つ一つ得意な重量や使い方を解説したい所ですが、長くなるうえにベイトフィネスからどんどん離れるので割愛します。大きくなればなるほど、重いルアーを遠くに飛ばせる変わりに、小さいルアーを扱いにくくなり、スプール径が小さくなればなるほど、軽いルアーを投げれる変わりに飛距離は落ちていくと覚えて貰えばOKです!
ちなみに上記で上げた3機種のスプール径とスプール重量(スプール重量はメーカー公式では無いので注意)は 
アルファスAIRTW 28㎜約8.14g 
アルデバランBFS  32㎜約7.7g 
Revo ALC-BF7   32㎜約7.9gです。
※スプール重量にはベアリングやブレーキ用のパーツが含まれるので、一概にまとめれない所はご了承下さい。
スプールは小さくなればなるほど、軽量リグを投げやすくなります。この辺りの話は次回以降のシリーズの中で詳しく解説していく予定です。

さて、ベイトフィネスリールについてぼんやりと見えてきたのではないかと思います。
じゃぁ秀星さん、スプール径が32㎜以下のベイトリールを買えば良いんですね!?という声が聞こえてきそうですが、そこで次の話題、ブレーキシステムが出てきます。
例えばダイワからは30㎜スプールを搭載した一見したらベイトフィネスじゃないの?というスペックのリールが存在します。
CTシリーズと呼ばれるリール群ですね。スティーズCTSVTW、アルファスCTSV、ミリオネアCTSVが該当します。
スティーズCTSVTWのボディはフィネス機であるスティーズAIRTWのボディと基本設計は同じなので、同じカテゴリーにしてしまいそうですが、CTシリーズはフィネスではなく、ノーマル機のカテゴリーになります。それはなぜか、スプールについているブレーキがフィネス用にチューンされているものでは無いからです。*ダイワのSV機とAIR機はエアブレーキシステムという同じ名前のマグブレーキシステムですが、中のスプリングの強さ等が違います。
それでも30㎜の小径スプールの恩恵で2g程度の重量ならあまりストレス無く使えますけどね。
シマノだとスコーピオンやブレニアスが32㎜スプールを搭載してますが、シマノのBFSシリーズは専用のブレーキシステムを採用しているので、より顕著に軽量リグを扱う際のフィーリングが異なります。
なので、スプール重量、スプール径、ブレーキシステムが軽量リグにより特化したベイトフィネスリールを購入しましょう!
今現在ソルトベイトフィネスが盛んな釣りジャンルは、チニングやライトロックゲームだと思います。プラグを使ったメバリングも盛んですね!
基本ボトムを狙った釣りの方が分かりやすくベイトの利点が活きてくるので、ベイトタックルを使用する方が増えて来ているのですが、ボトムを狙うので、2g以上のリグになっていると思います。
2gや3gをベイトで操るなんてそれこそひと昔前は考えもつきませんでした。しかし、それを難なくやってのける事ができるようになったのが現在のベイトフィネスリールなのです!
リールメーカーさんが、ベイトフィネスと銘打ってるリールなら2g程度のリグなら難なく扱えます。
スピニングの1000番や2000番はダイワ、シマノ、アブの3社の中でもシリーズがあって価格や性能差でかなり再分化されてますが、こと32㎜以下のベイトフィネスリールはそんなに数が多くありません。さらにソルト対応となるとかなり数が限られてきます。
しかし、アジングというジャンルで、特にジグ単と考えたら2gは少々重たく感じませんか?
そりゃ2gでも3gでも釣れる時は釣れるし、ロングキャストが効くので使う場面はありますが、そんなに使いますか?
キャロやスプリットの重いリグを使って鯵が釣りたいんじゃない!俺は1g以下のジグ単をベイトリールでやりたい!!

1gをノーカスタムで快適に投げる事の出来るソルト対応のベイトフィネスリールがあります!次回の私のコラムはベイトリールの選び方⑵ 28㎜スプールの革命で書こうと思ってますので、お楽しみに!
ベイトリールの選び方
リールが終わらないとロッドの話に行けない(*´з`)

アジング

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