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「潮」

こんにちは、
clearblue フィールドテスターの岡村です。

今回は、『潮』について書かせて頂きます。
 
 

釣りをしていると「今日は潮がいいね」とか「今日の釣りは潮が悪いから釣れないよ」などという、会話をよく耳にします。釣果に関係しているといわれる潮。
潮の流れや満ち引きの仕組みから、釣りをより楽しむ為の潮の見かたを簡単ですがご紹介していきたいと思います。 

海釣りでは、釣果を左右するほどの影響力を持つといわれる潮汐 (ちょうせき) 

潮汐とは、海面の水位(潮位)は約半日の周期でゆっくりと上下に変化する現象のことです。満潮や干潮などど言われる現象です。

 
潮汐が起こる主な原因は、地球に月が及ぼす引力。
そしてもう1つは、地球の自転による遠心力と月が地球の周りを公転する際の力を合わせた「起潮力」です。 
もちろん地球と太陽との間でも、やや小さい起潮力が生じます。

潮位が上がりきった状態が「満潮」です。逆に潮位下がりきった状態が「干潮」です。地球は1日に1回転する為、満潮・干潮は1日に2回ずつ発生します。また、地球の周りを月が約27.3日の周期で公転しているため、毎日満潮と干潮の時刻は、約50分ずつ遅れていきます。 当然、満潮時と干潮時の潮位やそれらの差も毎日変化しています。 

 
釣りをする際に、もっとも釣れない時間帯と言われるのが「潮どまり」。潮どまりとは、ちょうど干潮になったときや満潮になった時間帯です。このときは潮の流れがなく、魚の活性も弱まっていると言われています。 
 
潮の満ち引きが海釣りに重要な点は、潮の満ち引きによる潮の流れにあります。 潮の流れで堤防の内側か、外側を狙うのかが変わってきますし潮目や潮のヨレなど 防波堤や、港湾で釣りを楽しむ場合は重要な点になってきます。
 
ジグヘッドが普段より重く感じる所が潮の流れてるエリアになります。
 
魚の習性にもよりますが、潮の流れに沿って進んできます。
 
場所にもよりますが、干潮から満潮への時間帯は、海の沖から港の中へと進む潮の流れ、逆に満潮から干潮への時間帯は、港の中から沖へと潮の流れが変わったりします。この潮時を見極めることが、釣れる、釣れないなど釣果に関係してきてると感じています。 

魚がよく釣れる時間帯といわれる「上げ3分」とは、干潮時の潮どまりを「0分」とし、満潮時を「10分」とした考え方で、干潮時からおよそ2時間弱後の時間帯です。このとき潮が動き始め、魚達も活性が高まり、えさの食いつきがよい時間帯と言われています。

海釣りでよく釣れるといわれる「下げ7分」も同様に満潮から、干潮へと向かう時間の7分目ということになります。干潮の時間帯の2時間弱前にあたります。この時、潮の流れが沖から港湾側へ向いている為、沖に出ていた魚が、岸側に寄ってくると言われています。

潮の流れがある時間帯

釣りの一般論ですが、魚を狙うおすすめの時間帯は、潮の流れがある時間帯ということです。
干潮・満潮時からおよそ2時間弱前後がもっとも魚の活性が高くなります。
私は、時間がある時は潮どまりの釣れにくい時間帯を避けて上げ3分または下げ7分のタイミングを狙っていくように心掛けています。
 
魚の習性や、地形にもよると言ってしまえばそれまでなのですが、大切なのは「潮の流れ」です。潮の流れを好む魚、好まない魚と分けられますが、アジングであれば一般的に潮の流れがあるほうが魚が釣れるといわれています。そのため ポイントがどのような地形かということも非常に重要となってきます。
 
ポイントがどのような地形
 
日本海側と太平洋側を比較した場合、潮位差がかなり異なってきます。日本海側では満潮時と干潮時の潮位差がわずか10㎝という場所もあり、太平洋側は2mにもなる場所もあります。どこでどのような魚を、いつ釣るのかということを必ず念頭において、タイドグラフなどを活用して潮汐を調べることが釣果をあげていくコツです。
 
潮見表
 
自然と向き合いながら「今日の潮はどうかな?」、「明日のこの潮のときはどうだろう?」などと考えを巡らせば、釣りの楽しみはさらに広がっていきます。
「なかなか釣れない!」と嘆いている方はぜひ潮汐表を参考にして、 「潮の流れが良い時間帯」にタイミングを合わせてアジングを楽しんでみてください。きっと釣果に現れてくると思います。
 
clearblue フィールドテスターの岡村
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