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“抜き”の重要性

こんにちは!
clearblueスタッフの岸本です。

各地で冷え込みが本格化し、いよいよ秋から冬のアジングシーズンへ移行が始まってきましたね!
個人的には大好きなラーメンとサウナ(外気浴)に最高な時期に入りテンションが上がるばかりです(笑)

ラーメン・サウナも勿論いいですが、やはりこれからの時期はライトゲームが熱い!
アジング、メバリング共に各地大型が狙いやすいシーズンに入るかと思います。

そんな今回は僕がアジング、メバリングで釣果を出す上でかなり意識している『抜き』について少しマニアックな内容にはなりますがお話しさせて頂きます!

⭐︎『抜き』とは?

まず『抜き』とは"ラインテンションを抜く"事を指します
※今回のコラムでは基本的にジグヘッド単体での釣りに限ったお話しをさせて頂きます。

アジングにおけるジグヘッド単体の釣りと言えば主流な釣り方は、リフト&フォールやただ巻き、ドリフトなどが挙げられるかと思います。
そして、これらの釣り方を"ラインを張った状態"で行っている方が非常に多いかと思います。

確かにただ巻きの釣りは巻き続ける以上ラインが張ってしまう為『抜く』という事はあまりないのですが、リフト&フォールやドリフトに関しては僕はかなりの頻度で『抜き』を使った釣り方を意識しています。
この『抜き』を使う事でラインを張った状態のリグ(ルアー)に反応してこない魚も狙う事ができ、より多くの魚からアタリを得られる確率が高くなると考えています。

⭐︎なぜ『抜く』のか?

①餌の状態にリグを近づける

僕がアジング・メバリングにおいて最も意識しているのは、アジやメバルが捕食している餌にいかに近い状態でリグをコントロールするかという事です。

エリアによって差はありますが、特にナイトゲームの釣りではプランクトンやマイクロベイト(極小の小魚類)など遊泳力が低く、海中での波動があまり強くはない餌をメインに捕食している魚が多いと感じております。
そうなった時により餌に近い状態で魚にリグを魅せるとなると、ラインを張った状態よりも"ラインを緩めた"状態の方が魚へ違和感なくアプローチできると考えているからです。

②吸い込みの利点

次に魚が吸い込む際のお話しですが、この点に関してもラインを張った状態より弛んでいる状態の方が魚がより違和感なく吸い込んでくれると感じています。

アジやメバルがプランクトンやマイクロベイトなどを捕食する際には口を大きく開けない事が多いかと思いますので、ラインを緩めた状態を作ってあげた方がより吸い込み易くフッキング率も上がるという考えです。

⭐︎『抜き』で意識する事

①リールを余計に巻きすぎない

軽量ジグヘッドを使用することも多い昨今のアジングでは、どうしてまでジグヘッドの操作感を感じたりアタリを取り易くするために糸ふけを巻く取る意識を持たれている方も多いかと思います。
アタリが取り易いように糸フケを取る事も大事ですが、より違和感なく魚へアプローチするなら"アタリが取れるギリギリまでラインのテンションを抜いた状態"をキープする事も重要になります。
ここでどれぐらい抜いてもアタリが取れるのか?というご質問をたまに頂戴しますが、この部分はタックルセッティングや流れ、風などの自然状況によって変わってきます。
ただまずはラインを張った状態からほんの少しだけ緩めた状態をキープする意識を持って頂く事が1番大事かと思います。

②ティップが追従するロッドを使用する

この点に関しては道具選びのお話にはなりますが、やはり『抜き』の釣りをするにはラインテンションをどれだけ自分の感覚に近い状態でコントロールするかが重要になってきます。

勿論硬いロッドでもできない事はないですが、特に視認性の落ちるナイトゲームではリグにどれだけのラインテンションが掛かっているのかを竿先の感覚に頼ってコントロールすることが多いと思います。
そうなるとソリッドティップのロッドで、尚且つある程度穂先が入る方が『抜き』の感覚を掴みやすくなります。

⭐︎オススメのロッド

Crystar56finderXtech

ClearBlueロッドで最も繊細な先端径0.5mmのソリッドティップを搭載したロッド。
僕自身はほぼ1.0g以下のリグでしか使用しないロッドですが、ラインテンションの変化が手に取るように分かるかなり面白いロッドです!

Crystar60FOCUS-Evolver

この秋登場したCrystarシリーズの中心的機種。
0.3〜2.0gまでのジグヘッド単体の釣りを比較幅広くカバーできるロッドでありながら、かなり繊細なソリッドティップを搭載しています。

先述した56finderXtechでカバーできないウェイトや飛距離で攻めたい時には間違いなくオススメのロッドです!

⭐︎オススメのワーム

フワリー1.8

『抜き』の釣りをするなら間違いなくこのワーム!
釣具のポイント様の2026年福袋より登場になった新型ワームです。
(釣具のポイント各店様&オンラインにて絶賛予約受付中です✨)

大きめかつ平たいパドルテール系のワームで、かなりフォールの遅い形状が特徴になります。
ただ止めておくだけでも『抜き』の状態を作り易くかなり武器になるワームです!

如何でしたか?
少しマニアックな内容にはなりましたが、『抜き』の意識を持つだけで更にライトゲームが面白ります。

まずはラインを張っている感覚と抜いている感覚を養うために明るい時間に自分の感覚と実際のラインの張り具合を確かめてみるのも一つの手かと思います!
是非釣り場にて『抜き』を体感されてみて下さい!

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