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ハードルアーを使うタイミング

こんにちは。フィールドスタッフの船岡です。

日中は、だいぶ暖かくなってきて、春が近づいているなと感じています。近づいてると言えば、もう1つ…。そう、花粉シーズンです。

7~8年程前まで、花粉症とは無縁だった私ですが、今となっては、すっかり花粉症の仲間入り。辛い時期がやってきますが、
しっかりと対策をして仕事も釣りも頑張っていきたいと思います。

さて、昨年の秋頃から、イベントにお越し頂いたお客様や釣り場でお会いした方々から「プラグで鯵ってどんな感じで釣るの?」「どういう時にハードルアーを使っているんですか?」と、ハードルアーアジングについてのご質問を頂くことが増えてきました。
そこで、今回は『ハードルアーを使うタイミング』と題しまして、私が普段、どんな時にどのハードルアーを使っているのかについて書いてみたいと思います。

始めに、私が必ずハードルアーを使うのは「マズメ時」と「風が吹いてる時」です。
まず、マズメ時に使う理由としては、時合いに回遊してくる鯵をいち早く見つけるためです。
以前もお話しましたが、回遊系の鯵は表層を回遊してくることが多いので、時合いになると沖から入ってきて通過していく。
或いは、上げ潮で入ってきて下げ潮で抜けるといった感じで、基本的にはあまり接岸した状態で溜まりません。
ですので、例え通い慣れたポイントであっても、その日その時の状況によって、毎回同じ時間やルートを回遊するとも限らないからです。

それに、餌を追って入って来てるので鯵の活性も高く、ハードルアーへの反応が凄く良いからです。この時、メインで使ってるのが、アジクト43アジクト38です。
この2つは、飛距離が稼げるので広範囲を探れるうえ、ジグ単ではレンジキープが難しい沖の表層攻略が出来ます。
何故なら、フォールスピードが自重の約半分のジグヘッドとほぼ同じだからです。(※アジクト43は、自重2,8gでフォールスピードはJH1,5g程度。アジクト38は、自重2gでフォールスピードはJH1g程度です)

使い方は、シンプルにただ巻きやストップ&ゴーで大丈夫です。また、ちょっとした変化をつけたい時は、メリハリのあるトゥイッチをやってみるのも良いですよ。

次に、風が吹いてる時です。まず、風が吹いてる時というのは、鯵の活性が上がります。何故か?風が吹いてると海の酸素量が増えるからです。
そして、水面が波立つことによって、鯵から釣り人の姿が見えなくなるので警戒心が下がります。
また、風に寄せられたプランクトンやベイトが漁港のコーナーや護岸沿いに溜まるので、釣りやすくなるからです。それと、アタった時の合わせはハードルアーのほうが簡単だからです。
ジグ単は、合わせが遅れてしまうと針掛かりが浅くなり、バレることが多くなります。

けれど、元々、遅らせて合わせるハードルアーであれば、ロッドを起こしたり、サビくだけでいいからです。そのうえ、フロントフック又はリヤフックのどちらかに掛かれば、鯵が反転したり暴れたりした時に、もう片方のフックがアシスト的な役割をするのでバラシも軽減されます。
使うハードルアーは、風の強さや立ち位置、足場の高さ等で変わってくるので一概には言えませんが、よく使っているのは、アジクト35ノーマル(※イベント限定製品)やアジコンバイブです。使い方は、スローリトリーブやウインドドリフトです。

そして、これは私の感覚的な話になってしまうのですが、ジグ単で釣りしてる時です。
要は、魚を釣った時のフォールやリトリーブのスピード、アクションの強弱、アタリの大きさやバイトの深さで判断して、この状況ならあのハードルアーがマッチするかも?
このプラグなら、もっと楽しい釣りになるかも?みたいな軽い感じの考えで使ったりします。

例えば、近距離(ジグ単1gの射程圏内)でワームへの反応が薄くなったり、無くなったりしたら、直ぐにポイント移動するのではなく、まだ居るかもしれない鯵に対してスイッチを入れるため、アジック32アジコンバイブを使います。
アジック32の連続パニックダートやアジコンバイブの一瞬だけ震えるタイトバイブで再びスイッチを入れることが出来れば、もっと楽しめるからです。

勿論、状況によって早い動きを嫌うこともあるので、その時は、B-SONAR 40Fアジクト35シャローを使い、デッドスローリトリーブで誘います。
また、B-SONAR 40Fは、もう釣れないなと思った状況からでも鯵を引き寄せバイトさせる能力があるので、ポイントを移動する前にも使います。

最後になりましたが、ソフトルアーローテーションの中に、ハードルアーを加えてみてください。新たな発見があったり、急に入れ食いしたりすることも珍しくありません。
今回のコラムが、少しでもハードルアーアジングの参考になれば幸いです。

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