皆さんどうもこんにちは!!ベイトインストラクターの秀星です!
あっついですねぇ…!痩せてしまいそうです。
でもこの夏を乗り切れば、クリスター63BFpremierやクリスター56ファインダークロステック等の新商品の発売が控えてます!!秋のアジングハイシーズンが楽しみすぎです!
そして忘れてはならないクリアブルーベイトフィネスシリーズ第3弾のベイトフィネス用ショートシングルハンドル、BF-Airy33mmも控えてます!
このBF-Airy33mmベイトでアジングをするうえで必要な要素を詰め込んだ超こだわりハンドルなのです!
そこで今回のコラムでは、BF-Airy33mmを主軸にリールのハンドルカスタムについて語っていこうと思います!
ハンドル長を考える
ハンドルカスタムする上で欠かせない選択肢がハンドル長です。同じハンドル長でカッコいいデザインのハンドルに変えるドレスアップ的カスタムも凄く良いですが、ハンドル長を意識するとリールの性格がガラリと変わるとっても面白いカスタムですよ!
一般的にハンドルを長くするとローギア化、短くするとハイギア化すると言われています。それは何故か、図にまとめてみました。
ショートハンドル効果 | ロングハンドル効果 |
手首だけで巻ける | 肘や腕全体で巻ける |
軽量化 | 重量増 |
巻き重りの増加 | 巻き重りの減少 |
巻き感度が上がる | 巻き感度が落ちる |
巻取り量の調整がし易い | 巻取り量の調整がし難い |
巻き上げパワーの低下 | 巻き上げパワーの増加 |
巻き上げスピードアップ | 巻き上げスピードダウン |
一部ハンドルならではの使用感からくる部分はありますが、ローギアとハイギアの考え方に近い差だという事を理解していただけると思います。
ちなみに、ダイワさんから発売されている月下美人AIRTWのハンドル長は80mm、ジリオンSVTWのハンドル長は90mmと機種によって装着されているハンドル長は違います。ただ、機種だけの差ではなく、ギア比によって最適なハンドル長が変わっている事もあるので、一概には言い切れない部分ではあります。
一般的には、ローギアにはショートハンドル、ハイギアにはロングハンドルとリールそのものギア比の苦手な部分を補うセッティングをしている事が多いです。
しかし、ハイギアのリールにショートハンドルを付けて巻き感度や巻き上げ速度を極限まで高めるカスタムや、ローギアリールにロングハンドルを付けて、パワーを極限まで高めるカスタム、逆に全てのリールのハンドル長を合わせて感覚を合わせる等アングラーのしたい釣りに合わせる事もハンドル長とギア比を意識する事で出来るのです!
アジングにはショートハンドル?
アジングにはショートハンドルが良いのか、ロングハンドルが良いのかを前項で出した特徴から考えてみます。
♦ 巻き重り ワームや小型プラグ主体の釣りなので、巻き重りが多少あっても気にならない。ただ、ショートハンドルの方がクラッチを返す時に重く感じます。
♦ 巻き感度 高感度ロッドを使用するので、リールからの情報量は軽視されがちですが、巻きを主体に展開する事も多々あるので、リール感度が高い事に越した事はありません。クリスター55BFmasterが出来るまではギア比9.1のエクストラハイギアにショートハンドルを付けて超高感度仕様にしてました。
♦ 巻取り量の調整 個人的にはここがアジング用ハンドルに求める一番大事な部分です。リグを自分の思うままに動かしたいので、巻取り量を自分でコントロールしやすいショートハンドルがベストです。
♦ 巻き上げパワー アジはあまりゴリゴリにパワーファイトをすると口切れしてしまいます。巻き上げパワーは必要最低限で良いです。不意に大物が来た時は、パワーファイトしてしまうと糸が負けて切れてしまいます。
♦ 巻き上げスピード 自分で特徴に入れましたが、実は言うほど変わりません(笑)過去に100mのラインをどちらが早く巻ききれるかを100mmハンドルと80mmハンドルで比較してみました。結果この程度の長さの差であれば然程差はありません。
しかし短い方が早く巻く事は楽なので、早巻きをするのであれば、短いハンドルの方が良いです。
ただ、アジングでは、あんまり早巻きが必要な機会は無いかなと思ってます。以上の事からアジングに必要なハンドルはショートハンドル。
それもギリギリまで短くするショートハンドルがベストである!と結論付けます!
70mmショートダブルハンドル装着
ダブルハンドル・シングルハンドル
ベイトリールのハンドルの80%はダブルハンドルです。
残りの20%のうち18%はオフショア用のパワーハンドルです。
すいません。パーセントは適当です!ただ感覚的にはそんな感じです。
それは何故か、キャストの時にクラッチ返りというトラブルがある為です。
▶ダイワさんの説明書から引用です。
上記はキャスト方法からくるクラッチ返りの説明ですが、クラッチ返りはキャストの衝撃でハンドルが回転し、クラッチが返る事で発生するトラブルです。
これは、ハンドルが長ければ長い程、ノブが重ければ重い程起こりやすいトラブルです。
更にシングル化するとハンドルのバランスが崩れるので起こりやすいトラブルといえます。
また、ベイトリールは機構上、ラインを巻き取る力が強い為、抵抗の強いルアーを巻く釣りに使いやすいというメリットがあります。
シングルハンドルにする事によって、左右のバランスが崩れる為、巻きの釣りに不向きになってしまいます。その為、数少ないシングルハンドルもノブの反対側にカウンターウエイトを置いてバランスを取っているものが殆どです。
しかし、ダブルハンドルのままショート化してしまうと、握っていない方のハンドルが手に当たってしまい大きなストレスになってしまいます。
更に、アジングやライトゲームを想定した時、パーツが軽くなる事のメリットは大きい。抵抗の強いルアーを巻く事もあまり無い、ウエイトを増す必要は無いので、カウンターウエイトは不要。
上記のように、クラッチ返りし易いハンドルは、ロングで重いハンドルです。
逆説的にショートで短いハンドルならシングル化してもクラッチ返りは起こりづらいと考えられます。
ベイトアジングで必要なハンドルのイメージがみえてきました。
友人作のベイトアジング用ショートシングルハンドル、ハンドル長は35mm
実釣を重ねる中で、クラッチ返り等のトラブルは一切発生しませんでした。
ハンドルが軽くなる事によるタックル全体のバランスの向上や、操作感の向上のメリットを多分に感じる事が出来、大変満足いく結果に!そこから本岡代表のアイディアで、DLIVEさんから発売されているスピニング用ハンドルのエアーステアのアジング特化モデルと同じ33mmの長さになる事でよりショート化。唯一無二のベイトアジング用ショートシングルハンドルBF-Airy33mmの誕生となりました!
以上が本岡代表のかれてるBF-Airy33mmの開発ストーリーの前日譚です。
https://clearbluejp.com/others-story/bf-airy33mm
本岡『シングルハンドル使っているけど、良いの?』
秀星くん『めっちゃ、いいですよ!』
の前にこーいう構想と目的があった!という話です(笑)
クリスター55BFmasterやクリスター63BFpremierだけでもトンデモない高感度ロッドですが、BF-Airy33mmを装備する事によりもう一つ上の感度を感じられる事をお約束します!
この秋発売ですので、是非是非皆様お楽しみに!!!