こんにちは。
ClearBlueフィールドスタッフの船岡です。
朝夕はいくぶん涼しくなりましたが、日中の暑さはまだまだですね。まずは、体調管理をしっかりとやっていきましょう。
さて、暦の上では秋。秋と言えば、アジングが最も盛り上がる季節。春に生まれた個体が成長し、サイズ・数と両方で楽しめるアジングハイシーズン。これからアジングを始める方にとってもベストな季節と言えます。また、食性がプランクトンから小魚へと変化するので、鯵が活発に補食活動を行います。なので、ワームは勿論、プラグにも積極的に食ってくるので、プラグアジングを始める絶好の機会と言えます。そこで、今回は『秋のプラグアジング』について書いてみようと思います。
まずは、ClearBlueから発売されているプラグを紹介します。シンキングのアジクト43・アジクト38・アジクト35シャローに、ダート系シンキングのアジック32、そして、フローティングのB-SONAR40Fがあります。どれも甲乙付けがたいほど良く釣れるんですが、取り分け、この5つの中から、皆さんに是非とも使っていただきたいプラグが「アジクト38」なんです。
アジクト38は、長さ38㎜(1,5インチ)で重さは2gのシンキングタイプ。フォールスピードはジグヘッドの単体1g程度となっています。なので、軽くキャストするだけでも十分な飛距離を稼ぐことが出来て、尚且つレンジキープが容易に出来るので、近距離は勿論、沖の流れや表層の狭いレンジも難なく攻めることが出来ます。
そして、基本的な使い方は2つ。
①ただ巻き(投げてゆっくり巻くだけ)
※ただ巻きでは小刻みにローリング。
②ストップ&ゴー(ハンドル5回巻いて3秒止めるの繰り返し)
※テンションフォールではテール下がりの小刻みシミーフォール。フリーフォールでは水平姿勢でシミーフォール。
常にテンションをかけた状態で使えるので初心者の方でも使いやすく、ジグヘッド感覚で扱えます。また、アジングをやり込んでいる方もテンションの有無でフォール姿勢が大きく変わるのでテクニカルに狙えます。
私がよくやっているのは、ただ巻き中に軽くシェイクを入れてみたり、トゥイッチしたりしてます。また、早巻きのストップ&ゴーなんかもしてます。中でも私が一番使ってるのが、ロッドを横に寝かして、スーッとサビくことです。サビく長さはまちまちですが、これだとリトリーブでのレンジキープが苦手な方でも簡単にレンジキープ出来ますし、サビいてる時に一瞬だけロッドを戻せば誰でも簡単にテンション抜きだって出来ます。また、鯵がバイトしてきた時は、サビいてるロッドの動きを止めたり、優しくロッドを起こしたりすることで簡単にフッキングが出来ます。
次は、私がプラグアジングで使っているタックルを紹介します。プラグアジングはジグ単とは違い、アタリがあったらバシッと掛け合わせるのではなく、どちらかと言えば向こう合わせなので、あまり張りがありすぎるとロッドパワーのほうが勝ってしまい、バラシの原因にもなるので、プラグを使う際のロッドは、適度な張りとしなやかさを持ちながらも不意の大物にも負けないバットパワーを持ったクリスター60フォーカスを多用しています。リールは、コンパクトボディの2000番に、エステルラインの0,25号を使っています。また、時期や場所によってはPEライン0,3号を使ったりもしています。ちなみに、普段のジグ単でも使ってます。
次は、私がプラグを使うタイミングについてですが、近距離(ジグヘッド1gの射程圏内)での反応が薄い時、或いは薄くなった時に沖の流れや表層をサーチするため、用は広く探るために使っています。秋は、日によって補食パターンが違います。補食パターンが違うということは、さまざまな釣り方を試す必要があるということなので、ジグ単の釣りだけだと、どうしても探し方や釣り方というのがワンパターンになりがちです。なので、プラグを使う時というのは、プラグでの釣りを試すという意味も含めて使ってます。
最後になりますが、秋のアジングハイシーズンこそ、色んなことを試すチャンスです。普段のアジングで、あまりプラグを使わない方、或いは使ったことない方、まずは使うことから始めてみてください。使い続けることで、何かしらの答えが必ず見つかりますよ。