こんにちは。
Clear Blueフィールドスタッフの船岡です。
月日が経つのは早いもので、2021年もすでに半年が過ぎ、今日から7月。暑い夏が始まりますね。始まると言えば、私の地元の唐津では、夏になるとベイトフィッシュが入って来て、エキサイティングなアジングが繰り広げられます。そこで今回は『夏の唐津アジング』について書いてみたいと思います。
まず、唐津の夏アジングは、ズバリ、ベイトパターンです。例年、6月の中旬過ぎぐらいに、沖からベイトフィッシュが入って来始め、そして、そのベイトを追って高活性な鯵が港湾内へ入って来ます。大体、6月末頃か7月に入ったぐらいから約1ヶ月程、マズメ時は勿論、昼間や夜中でもナブラが立ったりして賑わいを見せます。特に釣果が良い場所では、平日でも賑わってます。あと、夏の唐津アジングには、夏の風物詩と言える魚種が釣れます。それは、30~40㎝クラスのマルアジ(青アジ)です。
マルアジは、同サイズのマアジに比べて、トルクもあり瞬発力もあるので、水面まで寄せてきても一気に走ったりするので、やり取りがメチャメチャ楽しい。そして、何と言っても、丸々と太ったマルアジは塩焼きで食べると美味しいんです!なので、夏はマルアジ狙い!って方も多くいらっしゃいます。
ここで、マルアジを知らないという方のために、ちょっとだけ説明したいと思います。マルアジは、アジ科ムロアジ属で、体型はマアジより細長く体高も低く、筒のように断面が丸いのが特徴です。
(写真のマルアジはショアから釣りました)
また、マアジとマルアジの見分け方ですが、一目で分かるのが尾ビレの付け根に小離鰭(しょうりき)と呼ばれる小さなヒレがあるかどうかです。下の写真のように、小離鰭があればマルアジ、無ければマアジになります。
次は、ポイント選択ですが、やはり漁港の入口付近の流れがある所(ミオ筋など)や河口域の流れ込みがある所がポイントになります。水温が高くなる夏は、海中の酸素量が減ってしまい鯵の活性も下がってしまいます。なので、鯵は酸素を求めて潮の流れが良い所や流れ込みがある場所に集まります。また、雨が降っていたり風がある時は、水面付近の酸素量が増えるので、港湾部の奥まった所でもポイントになることもあります。そして、夏は一潮ごと(大潮~大潮)に群れが入れ替わるので、数日前まで釣れてたからと、同じポイントへ行ったけど全然なんてことがよくあります。ですので、ベイトが入っている場所や入って来てる所などの情報を持っておくことも大事になってきます。
ベイトパターンというと、簡単に釣れるイメージがあるかと思いますが、そう易々と釣れ続くわけでもありません。ナブラやボイルが起きたりしても、中々、アタらないことだってあります。なので、状況に合わせて、ワームの種類やカラー、プラグやジグヘッドの重さ等を使い分けることが釣果アップに繋がります。そこで、ベイトパターンをより楽しむための私のオススメアイテムをいくつか紹介したいと思います。
① アジック32
初速の早い連続ダートでパニックアクションを起こし、鯵の本能に訴えかけます。すると、鯵は補食を越えた威嚇行動に移り執拗にプラグを追い回しプラグに猛アタックしてきます。ベイトに夢中の鯵でも、アジック32の連続ダートにかかればイチコロです。また、ダートへの反応が薄れた時は、少し沈めてから早めのただ巻きも有効です。ただ巻きでは、潮に揺られフラフラと大きなS字アクションで鯵を誘います。(※一枚目の写真は連続ダートで、二枚目の写真はただ巻き)
鯵が上ずっている時は、水面付近を連続トゥイッチしながらキレのある平打ちアクションで狙います。活性が下がったり、ちょっとレンジが下がったかなって時は、ただ巻きやストップ&ゴーでの止めのあとのヘッドアップアクションで狙います。また、それなりに楽しんでたあとや、活性が下がって反応がない時等にビーソナーを使うと再び釣れる出すことがあります。
活性が高い時は、ここぞとばかりに狂ったように喰ってくるので、ある意味、口のどの部分に掛かるか分かりません。しかし、レクシーはアクション後の姿勢が安定してるので、しっかり喰わせることが出来ます。なので、他のワームを使っていて、バラシが多い時やキャッチ率を上げたいって時には持ってこいです!
これから暑い日が続きますので、熱中症にはくれぐれもお気をつけ下さい。そして、釣行の際は、最低限のルールとマナーを守って、楽しく釣りをしましょう。