この記事が更新されている頃には今更感が強いですが、皆さん、明けましておめでとうございます!本年もどうぞよろしくお願い致します。
さて、前回ベイトフィネスアジングを始めたい。の第一弾としてベイトフィネスとは何かについてコラムを書かせて頂きましたが、その記事の〆の言葉を、
1gをノーカスタムで快適に投げる事の出来るソルト対応のベイトフィネスリールがあります!次回の私のコラムはベイトリールの選び方⑵ 28㎜スプールの革命で書こうと思っていますので、お楽しみに!
としていましたので、今回はダイワの28㎜がなぜソルトベイトフィネス界隈で絶賛されているのかについて、お話させて頂こうと思います。
ただ、前回のコラムを読んで頂いた方や、〆の言葉で察しの良い方は、スプール径が小さいから1gとかの極軽量リグも投げられるんでしょ?と思っていると思います。
全く持ってその通りなので、今回はキャスティングとは別の切り口でご説明させて頂こうと思います。
こちらの画像は、私がYoutubeで公開しているスティーズAIRTWが発売された時に過去のベイトフィネス機と色々と使い比べて検証した動画の切り抜きです。これは0.9gのシンカーが何秒で着底するかを比較した場面です。
画像だけだと分かり難いので少し説明をします。
・スティーズAIRTWは28㎜スプールでほぼカスタムはせずノーマル状態。
・スティーズCTKAHENはスティーズCTSVTWの30㎜スプールにKTFというメーカーのKAHENという、よりフィネスに特化させたカスタムスプールを入れてます。
・アルファスAIRSTはストリームカスタムの略で渓流用の31㎜スプールを搭載した旧アルファスAIRです。購入したまま特にカスタムはしてません。
・アルデバランBFSは32㎜スプールで買ったまま特にカスタムはしていません。
こうして見比べるとアルファスAIRストリームカスタムが特出してフォールが遅く、スティーズAIRTWのフォールが圧倒的に早いという事が分かると思います。
アルファスAIRストリームカスタムは固定マグブレーキという方式なので、軽量リグを投げる事は実はスティーズAIR並みに得意なのですが、常に微弱なブレーキがかかってる状態なので、フォールには弱いのです。
それ以外の3機は可変ブレーキなので、スプールの回転数が上がらないとブレーキがかからない仕組みになっている為、フォールの際はほぼノーブレーキで落ちていきます。
で、何故態々こんな地味な検証としたかというと、ベイトフィネスアジングにとってフォールというのは、かなり大切な要素だからです。
アジングの基本アクション。ただ巻きとフォール。
ただ巻きにもテクニックがありますが今回は割愛します(笑)
さて、フォールには、テンションフォールとフリーフォールがありますよね。
ルアーの姿勢や沈下速度など、使い分ける要素は多いですが、フォールを有効に使う事がアジングの大事なファクターだという事に疑う余地はないと思います。
俺がなぜ28㎜スプールの検証でフォールスピードに拘ったかというと。
図で示したように、着水してからのフォール速度で探れる範囲が変わってくるからです。
テンションフォールは。糸を出さず、ずっとテンションが掛かった状態なので、アタリは取れますが探れる範囲が減ってしまいます。
フリーフォール①とフリーフォール②は32㎜と28㎜の差だと思って下さい。きっちり測った訳ではないので、イメージ図ですがスプールレスポンスが良いリールの方が探れる範囲が広くなるというのは感覚的に分かって頂けると思います。つまり28㎜のスプールレスポンスはベイトフィネスアジングにおいて武器になるのです!
従来の32㎜と28㎜スプールのこのレスポンスの差は、出来ない事が出来るになり、ストレスが一気に解消される。まさに革命と呼ぶにふさわしいと思います。
次回は、フォールを制すモノはベイトフィネスアジングを制す!と題してベイトフィネスアジングの得意とするフォールにさらに焦点を当てて深堀したいと思います!
ベイトリールの性能を100%発揮し、ベイトフィネスアジングを120%楽しめる。そんなロッドが待たれます!!